真珠腫性中耳炎の3回目の手術から2ヶ月が経ちました。
いやいや、このブログを更新しているのが11月なので実際には3ヶ月w
経過報告①をまだみていない方はコチラ
ブログの更新が遅くなってしまいましたが、元気に日常生活を送っています。私は、今年の8月に3回目となる真珠腫性中耳炎の手術をした、27歳の会社員OL(兼副業ライター)です。
実は、4年以上もこの病気と闘っていまして、
「もっとはやく耳鼻科に行けば良かった、、、」という後悔から、このブログやSNSを通して情報発信をしています。詳しい自己紹介はコチラにて。
みなさんと一緒に、真珠腫性中耳炎の知識を深めればなと思っています。
今回は、退院してからの「通院事情」「また鼓膜穴開く!?疑惑」「オトヴェント」について細かくご紹介!
会社員だと、どれぐらいの通院頻度なのか?診察時間は?気になるかと思うので,その点もまとめてみました。良ければ参考にしてください。
真珠腫性中耳炎の退院後の生活(後編)
真珠腫性中耳炎の手術を今年の8月にして無事に退院しました。入院生活は、寝ているだけでご飯が出てきて、看護師さんに優しくしてもらって「良い入院生活」になった。医療従事者さんに感謝です。
さて、退院後の通院頻度は?症状は??
順調かと思いきや、とある症状に悩まされて実は週1回地元の病院に通ってます。
真珠腫性中耳炎と闘う私のリアルな生活をどうか見ていってくだされ泣
耳小骨(人工)→耳小骨(自分の軟骨)にチェンジ
「退院したけど、次いつ病院行くの?」
個人差はあるかと思いますが、手術してから1週間後が多いです。
(5日間の入院なら、退院して3日後ぐらい?)
この時に、耳の中の詰め物を取ります。綿がずっと入ってたからか、ボヤボヤした聴力がようやくクリアになりました。
先生「聴力はどう?以前より聞こえますか?」
R.「あーえっと、まだボヤボヤしてて正直よくわかりません汗」
どうやら、今回の手術で耳小骨(人工)→耳小骨(自分の軟骨)にチェンジしたそうです。人工の方が振動しやすく、音が聞こえやすいとのことでしたが私は「聞こえ方の違い」がわかりませんでした。
人工にするデメリットは以前に先生から聞いていたので少し紹介。
デメリット①:ゆくゆく排除される可能性がある
ある日突然、耳の外へポロッと取れる可能性があるということ。
え!?めちゃこわ。
自分の体が「これは異物や!!」と判断して排除される現象です。一気に聴力が下がるので、排除されたら「あ。今取れたわ」と気づけるそうですが。。。。
つまり、再手術が必要になるんです。これが今、耳鼻科業界の課題みたいです。
もう一度全身麻酔して、耳小骨とやらを入れ直して、という私(患者側)の負担は大きい。引き続き、人工にするか自分の軟骨するか、、、
耳小骨(人工)→耳小骨(自分の軟骨)にチェンジしました。再発してたのもあり、急遽、自分の軟骨へ
自分の軟骨は、馴染みやすい分「振動が鈍い」といった話を先生から聞き、次に聴力検査をしたときに、耳小骨(人工)VS 耳小骨(自分の軟骨)を比較したいと思います。どっちが勝つでしょうか?
とはいえ、全国のお医者様たちが「排出」問題を解決しようと日々研究しておられます。
よければこの研究データを見て、「進歩してるじゃーん」「すっげえな」と前向きに考えてもらえたら幸いです。誰目線w
術後から2ヶ月経った症状は?
前回お伝えした「目眩」の症状が落ち着きました。
左耳の方は、唾を飲み込むと「ピキッ」とした音が聞こえるくらいで、特にこれといった症状は今のところありません。心配していた味覚麻痺もなく、今のところ大丈夫です。
ただ、これは真珠腫性中耳炎の手術と関係あるのか不明ですが、耳の上あたりを指で押さえると鈍い痛みを感じました。(現在はこの症状はなし)
聞こえ方は、正直、「前よりも良くなった!!!」という実感がありません。聴力検査を術後まだ行っていないので数字で見れば多少改善されてるかも?
自覚できる範囲では、イヤホンをつけたときボリューム4でようやく「歌詞が聞き取れる」くらい。正常の右耳はボリューム2で聞こえている。
術後の通院頻度
手術から1週間後に1回目、ここからスタートすると
- 1週間ペースで1回(診察)
- 2週間に2回(診察)
- 1ヶ月ペースに1回(診察)
- 2ヶ月ペースに1回(診察)
- 3ヶ月ペースに2回(診察、聴力検査)
- 落ち着いていれば半年に1回ペースで通院する(診察とCT、聴力検査)
といった、ステップを踏んだスケジュールで通院しています。
個人差はあるかと思いますが、診察で「鼓膜の状態」が悪ければ花粉症の薬や点鼻薬が渡されると思います。「鼻すすりNG」なもんで、相変わらずティッシュは必須アイテムです。
ステップ6のCTを撮って「真珠腫性中耳炎の再発」が認められたら、手術へ。
といったサイクルです。
もはや、再発慣れをしてしまった私からするとルーチンのような感じ笑
順調に回復しているかなと思ってたんですよね。
しかし、とある悩みが発生した訳ですよ、聞いてくだせい。
【悲報】通気処置のため週1回必ず耳鼻科に通院!
ステップ4の段階にきた頃、
先生「あー鼓膜内側に凹んでいますね。鼻すすってますか?」
R.「気をつけているつもりなんですが」
先生「耳抜きできますか?」
R.「できません涙」
先生「では、器具を使って耳管から空気を通しますね」
シューーーーーーーー!!!!ズゴッ!!!
先生「機能的には問題ないんですが、耳抜きできないようでしたら…
「週1回、耳管通気のため地元の耳鼻科に通ってください」
R.「What!?」
耳抜きができない、鼓膜の質的に?生まれつき?
いろんな要因があって、私の鼓膜は今、凹んでいる状態です。メンタルも凹み中。
これを放置すると、また穴が開いて再発するそうなので「週1回通院」が決定しました。私の通っているところは大学病院のため、家から近い耳鼻科を紹介してくれました。
耳鼻科に行って、耳管から空気を通してもらう、いわゆる「通気処置」です。
現在は、大学病院の通院と併用して週1回、耳鼻科に通ってます。
幸い、「通気処置」は受付から会計まで30分未満で終わることが多く、助かってます。ちょっとでも通院ストレスを解消したいですよね。いやぁ地味にめんどくさいんですよ。これも耳抜きできない私のせいなんですがw
前回も紹介したことがあるんですが、「オトヴェント」とやらを最後に紹介します。
自宅で「通気処置」が叶う?魔法のアイテム
耳抜きできなくて、悩んでいる人は多いです。
真珠腫性中耳炎を何度も発症する人のほとんど、と言っても過言ではありません。私も右はできて左は全然できないんですよね。だからと言って、一生このまま「耳抜き」できない人生は嫌だ!一生、週1回通院は嫌だ!!とめちゃくちゃ痛感した私は、ある商品を購入しました。
オトヴェントの使い方
そんな耳抜きができない人のサポートをしてくれるアイテム「オトヴェント」
ずっと勘違いしてたのが、あくまでサポートしてくれるだけであって「耳抜きができる」アイテムではないということです。耳抜きに必要な「いきみ方」が分かるアイテムみたい。
使い方はこんな感じです
- 鼻から息を吸う
- 片方の鼻を塞ぐ
- グレープフルーツ大ぐらいまで鼻で風船を膨らます
- 3秒キープ
- これを1日2回行う
うまく行くコツは、「鼓膜これ大丈夫か!?」な範囲を超えること。
はじめは風船を膨らませるのが大変です。鼓膜が痛いし、破れそうな感覚?が怖い。子供さんでも使えるらしいけど、大人の私もビビりました。こんなん無理やろおおおおってw
なので、おすすめは身近な人に「お手本」をやってもらうことです。
どうすれば風船が膨らむのか?
いきみ方が合っているのか?
耳抜きが上手な方のお手本を視察してみましょう。
注意として、鼻炎や鼻の通りが悪い日はやめた方がいいかなと思います。どれだけやっても膨らまないし、耳への負担が半端ないです。体調が良い日にやってみましょう。
私はこの「オトヴェント」を使って耳抜きの練習をしています。(何度かやってはいましたがめんどくさくて途中でやめちゃったw)でも、週1回耳鼻科に通うことを考えたら、やっぱり耳抜きはできた方がいいもんなーと。
先生「まだ凹んでいるけど、続けてください」
R.「頑張ります!」
オトヴェントを使った結果、まだ凹んでいるようです。やらないよりはいいか!今も続けてはいます。サボらないようにしなきゃ。一緒に頑張りましょうね。
まとめ
真珠腫性中耳炎の退院後の生活②後編でした。
いかがでしょうか?
次回は、聴力検査をやると思うので結果を報告したいと思います。
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